- サイクスの爆弾により壊滅した“第13倉庫”。パンドラの箱に残されていた希望も吹き飛び、絶望が世界中の人々を襲う。金融市場は暴落し、街では自殺が多発していた。アーティーたちは1つの時計を手掛かりに、倉庫の安全装置となる遺物を捜し求める。彼らは世界一周を果たした航海家、マゼランの遺物にたどり着くが、一部の部品が欠けていた。その捜索中、クローディアは穴蔵に閉じ込められてしまう。
- クローディアはメトロノームでスティーブを生き返らせる。しかし副作用は謎のまま。 アーティーの元にはアストロラーベを使った犯人探しを依頼しに、修道士のエイドリアンが訪れる。アストロラーベを使うと悪魔が生まれるとエイドリアンは言うが、スティーブの復活が悪魔を生むきっかけとなるのか。フィラデルフィアでは遺物であるラヴクラフトの鍵を利用した事件が続く。ピートとマイカは婚約者を亡くしたという犯人を突き止める。
- かつてサイクスが収集した遺物を回収するためにデビルズレイクへ向かったピートとマイカ。しかし一歩遅く、遺物はジェシーという若者によって盗まれ、質店に持ち込まれてしまう。ピートたちが質店に着いた時には、複数の遺物が客に売り払われていた。“第13倉庫”の面々は総出で街に繰り出し、多種多様な遺物を追う。一方ジェシーは嵐を巻き起こすパイプを悪用して街で現金を強奪していく。彼には金を必要とする、ある事情があった。
- ヒューゴの元に何者からかビー玉の遺物が届く。甥のブレイディが学校に持っていったことから騒ぎに発展するが、ピートとクローディアが捜査に動く。一方ニューオーリンズでは患者たちの苦しみが一夜にして消え病が回復する現象が発生。マイカとスティーブが調査に出向き、原因となっていたタバコケースの遺物を突き止める。 アーティーは遂にアストロラーベを使用したことを修道士エイドリアンに知られ、追いつめられていく。
- アイスホッケー選手が、試合中に腕を骨折するも一瞬で回復し超人的な力を見せる。しかし彼のX線写真を見ると、腕のみならず体じゅうがボロボロの状態だった。遺物を追うピートとマイカは試合を見張るが、その途中で突然マイカの腹がふくれる。何と彼女は妊婦になっていた…。一方、“第13倉庫”からはアーティーが過去に回収した遺物がいくつも消え去っていた。アーティーとスティーブは盗まれた極秘収集物を追い、あるガレージにたどり着く。
- “暗黒の部屋”にあるはずの鏡が持ち出されアリス・リデルが再び解放される。鏡の破片を使って人から人へ乗り移る技を手に入れたアリスはバネッサとのデートを楽しむアーティーの元へ。チームも集結しアリスを捕らえようとするがクローディアが乗っ取られる。やっと確保するがスティーブは破片で肩を刺され刺されていないクローディアも同じ痛みに襲われる。そんな中、ピートたちはアーティーが極秘収集物を盗まれているのを隠していることに気づく。
- ごく限られた地域で、人々の身長が急に伸びる現象が発生。被害者のうち2人は同じ薬を服用していた。原因を追うピートとマイカだが、製薬会社で働くデブ・スタンリーが彼らに先んじようとする。新薬としての可能性を探るためだ。さらに彼女は、リーナ・ホテルを突然訪れ、ピートに倉庫の秘密を明かすよう迫る。一方アーティーは、協力を申し出たクローディアとスティーブと共に、修道士エイドリアンの隠れ家と思しき場所を襲撃する。
- メトロノームから切り離す方法を渡され、スティーブはクローディアと共に生家へ向かう。一度は失敗するが母との確執を解消し母への愛を再認識すると、ついにはメトロノームから自由になり新たな出発点に立つ。ピートとマイカはサビに似た症状の病気が発生している町に行くが、原因は元海兵隊員の体内にある遺物と判明。一方アーティーはエイドリアンのことをフレデリック夫人に知られ、アストロラーベで倉庫を救ったことを告げる。
- ピートの元妻にエイドリアンから遺物が送られた。マイカとクローディアの家族も同じく標的にされ、3人の捜査官がそれぞれ異なる遺物の回収に向かう。ピートは元妻に送られた遺物を追うが、自身が危機に陥ることに…。一方倉庫では、エイドリアンが遺物を使って再び侵入を成し遂げる。愛する人たちをたびたび襲う彼に怒りを燃やしたアーティーは銃弾を放つが…。やがてアーティー自身も知らなかった彼の新たな秘密が明らかになる。
- 倉庫に戻ったピートとマイカはリーナが死んでいるのを発見する。アストロラーベのせいで悪魔となったアーティーが犯人だ。アストロラーベを取り戻すために、短剣と伝染病をばらまく中国ランを探し求めるアーティー。それを阻止しようとするピートたち。4人はランが隠されているドイツでアーティーに追いつくが…。ピートたちは短剣とランの両方がアーティーの手に渡るのを阻止できるのか。
- 中国ランのばらまいた疫病がヨーロッパそして全世界へと蔓延していく。ピートとマイカは、世界を死から守る遺物を捜して、ある大学教授の元を訪ねるが彼には驚くべき秘密があった。一方クローディアに短剣で刺されたアーティーは、命こそ無事だが予断を許さない状況にあった。クローディアたちは彼を救うべく、彼の無意識の世界に入り込んでいく。多くの障壁を乗り越えて出会いを果たすが、彼は現実世界に戻ることを拒否するのだった。
- 現実世界に戻ったアーティーに対し処罰無しとの決断が幹部から下される。しかしアーティーは自分を責め、周りを寄せ付けない。一方クローディアもアーティーを刺したことを悩み2人の関係はギクシャクする。その頃オレゴンで発生した事件解決にピートとクローディアが向かう。倉庫では1人で作業するアーティーにマイカとスティーブが協力し、アーティーのかたくなな心をほぐそうとするが…。
- 倉庫で象の遺物を扱っていたピートとマイカだが、ピートの不注意により棚から犯罪小説の原稿が降ってくる。次の瞬間、2人は1940年代の探偵事務所にいた。小説の世界に入り込んでしまったのだ。そこに1人の女性が訪ねてくる。ピートを探偵だと信じた彼女は、事件の捜査を依頼する。象の遺物を追っていた夫が失踪したと言うのだ。ピートたちは遺物を回収し現実世界へと戻るために依頼を受けるが、やがて殺人事件が勃発する…。
- アーティーの元にホテルの新しい主人だと言うアビゲイルがやってくるが、彼女は幹部が送り込んだ精神科医であることが判明する。ラスベガスでは人が空高く打ち上げられ死亡する事象が発生し、ピートとマイカが解決に向かう。遺物は宙に浮かぶことができると言われていた聖人ヨセフのメダルと判明するが、ピートも影響されてしまう。マジックショーで使われているメダルをピートが打ち上げられる前に回収することができるか…。
- 警察署に強盗殺人の容疑者が飛び込んできた。一旦は証拠不十分で釈放されたが、自白したいという。居合わせたH・G・ウェルズの目の前で、彼の姿はみるみる変異していく。その頃、共犯が疑われるもう1人の容疑者も恐怖の叫びを上げ、死亡する。人を恐怖に陥らせる遺物のようだ。事件を追うマイカたちはウェルズに助けを求めるが、彼女は偽名を使って恋人とその娘と暮らしていた。やがてその娘が、遺物の持ち主に誘拐されてしまう。
- アーカンソー州刑務所で、溶岩で壁が溶け、騒ぎの隙に2人の囚人が脱獄する事件が発生。脱獄囚を追う連邦保安官はスティーブの元恋人だった。脱獄に使われた遺物はイタリアのつぼと判明。溶岩を噴出する代物だ。元恋人との別れを引きずっていたスティーブだったが、2人で脱獄囚を追っているうちに、少しずつわだかまりを解消していく。その頃、21歳を迎えたクローディアの誕生日を祝おうと、アーティーはあるサプライズの準備をしていた。
- ある住宅地で地方検事が突然毒死、体内からは死刑に使われるのと同じ薬物が検出された。その後も不倫カップルの体がくっついたり、自宅を火事で失った男が炎上したりと事件は多発する。ピートたちはある男を犯人と疑うが、彼もガス中毒に陥るのだった。一方アーティーとクローディアは、発作に襲われて難解な数式を書き殴る少年を追ってニューヨークに飛ぶ。彼は遺物の副作用で脳の活動が不安定となり、早く遺物を回収せねば命も危ない状況だった。
- 海賊に奪われた第12倉庫の遺物の手掛かりを追ってアーティーたちがバッファローへ向かうと、そこにはシャーロットがいた。海賊の宝を探すという名目でシャーロットと組むが、遺物を守る謎の怪物が立ちはだかる。アーティーたちは怪物に襲われているところを死んだと思われていたシャーロットに助けられる。彼女は不老の体を持つサンジェルマン伯爵の妻でニックは息子だった。彼らはある目的のために遺物を追っていた。
- クローディアをブロンズにしたパラケルススは、ニックを人質にして逃亡した。要求はサットンが知っているという。サットンは息子のニックの危険を知り、彼らが不死の命を手に入れた経緯を話す。シャーロットとニックは、強制的に実験台とされたのだ。かつての実験室を訪れた彼らは、パラケルススの奇襲に遭い賢者の石を奪われる。一方倉庫では、パラケルススが持ち去った遺物のせいで、クローディアの像が徐々に崩壊しつつあった…。
- 第9倉庫の世話人だったパラケルススが現れたせいで、フレデリック夫人の体は弱る一方となる。サンフランシスコに手掛かりを見つけピートとマイカが追跡するが、パラケルススは不死の体を手に入れることに成功する。一度は捕らえ倉庫に連れ帰るが、マイカの命を助けるというパラケルススの言葉にピートがだまされ再び解放してしまう。倉庫と結びつきを強め唯一の世話人となったパラケルススに対抗する手段はあるのか…。