海外ドラマ「ウェアハウス13/WAREHOUSE13」

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フェルディナンド・マゼランのアストロラーベとアリダード

フェルディナンド・マゼランのアストロラーベとアリダード

フェルディナンド・マゼランのアストロラーベとアリダード

アストロラーベは天体観測用の機器で18世紀に六分儀が発明されるまでは航海の主要な測定機器として船乗りが位置を知る為に使用されていた。史上初の世界一周を果たした大航海時代のポルトガルの航海者・探検家マゼランが所有していた。これを使うと直前の24時間を消滅することができるが、アストロラーベ単体ではその力を発揮することはできず、ある場所に隠されているアリダード(方向視準器:平板上に置いて目標地点を見て方向を決めるのに使う)が必要となる。

»第1話 「新たなる希望」

デュアルテ・バルボサの懐中時計

デュアルテ・バルボサの懐中時計

マゼラン隊のヴィクトリア号の船長、デュアルテ・バルボサが所持していたもので、世界一周し、日付変更線を越えた時計。アストロラーベが使用された時間と場所を示す。また時計が示している時間は、アリダードの隠し場所へのカギとなっている。

»第1話「新たなる希望」

ガンジーの腰布(ドーティー)

ガンジーの腰布(ドーティー)

非暴力思想主義を貫いたインド独立の父で、計5回ノーベル平和賞の候補となったマハトマ・ガンディーが身につけていた腰布で、純粋な平和の心を発散する効果がある。

»第1話「新たなる希望」

パンドラの箱

ギリシア神話に登場する娘パンドラは、人類に災いをもたらすために神々が作った「女性」。パンドラは開けてはならないと言われていた箱を開いてしまうが、その箱には様々な災いが閉じこめられていて、箱が開くと飛び出して地上に災いが溢れてしまった。パンドラは慌てて箱を閉じたが、箱の中に残ったのは「希望」だけだった、という神話の遺物。倉庫ではこの世で最も硬い金属で作られた原子番号70の元素・イッテルビウムの部屋に秘匿されていたが…。

»第1話「新たなる希望」

H・P・ラヴクラフトの銀の鍵

H・P・ラヴクラフトの銀の鍵

ハワード・フィリップス・ラヴクラフトは「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」などと呼ばれるSFホラーの代表作家で、アメリカの怪奇・幻想文学者としても評価が高い。クトゥルフ神話の創始者とも評される。海産物をたいへん嫌い、彼の作品に登場する邪神の容姿にそれが強く現れている。ラヴクラフトの鍵は、それに触った者の姿が第三者から触手だらけのモンスターのように見える効果がある。

»第2話「潜む悪魔」

リチャード・バード少将のパイプ

リチャード・バード少将のパイプ

アメリカ合衆国の探検家・海軍少将リチャード・イヴリン・バードは1926年に航空機による初の北極点到達を成し遂げ、また南極大陸ロス氷原のリトル・アメリカ基地から南極点までの往復と初の南極点上空飛行に成功した人物。ドキュメンタリー映画「バード少将南極探険」はアカデミー賞撮影賞を受賞している。バード少将のパイプを吸った者は気象を自在にコントロールすることができる。パイプは雷雲や吹雪、竜巻を作り出し、自分の思う場所に雷を落とすこともできる。

»第3話「遺物回収ツアー」

ジョン・A・マクレディ中尉のレイバンのサングラス

ジョン・A・マクレディ中尉のレイバンのサングラス

レイバンはサングラスとメガネのブランド。1923年5月、北米大陸無着陸横断飛行に成功したジョン・マクレディ中尉は高空域での強烈な太陽光線に悩み、トップクラスの光学メーカー、ボシュロム社にパイロット用サングラスの開発を依頼。1929年にサングラスが完成し、1930年に合衆国陸軍航空隊が正式採用した。この「アビエーター・モデル」は1936年に一般発売され、翌年「レイバン」ブランドが誕生した。このサングラスは光の反射に優れ、着用者の姿を完全に見えなくする効果を持つ。しかし着用した時間だけ視力を失うという副作用がある。また、人間の眼には見えなくても、カメラのようなデジタル機器を通すと姿は見えてしまう。

»第3話「遺物回収ツアー」

ルブロンオオツチグモの木製コイン

ルブロンオオツチグモの木製コイン

ルブロンオオツチグモは南米の熱帯雨林帯に生息する世界最大のクモ。このコインに触れると、刺されたのと同じような症状を引き起こす。

»第3話「遺物回収ツアー」

ナポレオン・ボナパルトのバイオリン

ナポレオン・ボナパルトのバイオリン

ナポレオン・ボナパルトは、フランス革命後の混乱を収拾して軍事独裁政権を樹立したが失脚し、1814年、地中海コルシカ島とイタリア本土の間にあるエルバ島の小領主として追放された。このバイオリンはナポレオンが流刑地のエルバ島で弾いたもので、暴力的なエネルギーを放出してその区域一帯を包み込んでしまう。アーティーによれば「もしもGシャープを押さえたら、鎮圧した反乱よりも血みどろの事態になっていた」とのこと。

»第3話「遺物回収ツアー」

ボビー・ジョーンズのゴルフクラブ

ボビー・ジョーンズのゴルフクラブ

球聖(きゅうせい)と呼ばれたゴルフ史を代表する伝説のアメリカ人ゴルファー。マスターズ・トーナメントの創設やオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのコース設計にも携わった。若い頃は自分を見失いがちで、1921年の全英オープンに臨んだ際、大叩きに激怒。スコアカードを破り捨てた挙げ句クラブをグリーン上にぶちまけて途中棄権してしまった。このクラブセットはこの試合で使用されたもので、9番アイアンは小さな不満を激怒に変えてしまう。

»第3話「遺物回収ツアー」

オレアリー家の牛の鐘

オレアリー家の牛の鐘

1871年10月8日夜にアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市内で発生した大火事「シカゴ大火」の出火原因として当時の新聞記者がでっちあげた記事が「キャサリン・オレアリーが牛舎で牛の搾乳をしようとした際にランタンが牛に蹴られて倒れ出火した」というもので、このベルはその「シカゴ大火」と1966年に起こったロンドン大火の原因とされる。この鐘を振るとそのエリア一帯に大規模な火災を起こす。

»第3話「遺物回収ツアー」

鳥かご

鳥かご

殺人鳥を生む鳥かご。これを持っている間は鳥になつかれ、手放すと1マイル四方一帯の全ての鳥類が怒って襲ってくる。これを持った者はしばらくの間ベーコンの匂いをさせる。

»第3話「遺物回収ツアー」

モーリス・ヴァーメルシュのワッフル器

ベルギーワッフルの考案者と言われ1964年にニューヨークで開かれたワールド・フェアで初めてアメリカにワッフルを紹介したベルギー人、モーリス・ヴァーメルシュのものでクローディア曰く「世界一おいしいワッフルを作れるワッフル器」だが、使用者の皮膚を溶かしてしまう。

»第3話「遺物回収ツアー」

スコット・ジョプリンのシガレット・ケース

スコット・ジョプリンのシガレット・ケース

スコット・ジョプリンは「ラグタイム王」と呼ばれるアフリカ系アメリカ人の作曲家でピアニスト。代表作は「ジ・エンターテイナー」。映画『スティング』で主題歌として使われ大ヒットし、アカデミー賞音楽賞に輝いた。シガレット・ケースの効用は人生に充足感をもたらし音楽制作の源となる。他人がこのシガレット・ケースの持ち主に触れると精神的な悩みや体の痛みが取り除かれ、シガレット・ケースの持ち主がそれを引き受けてその苦痛を味わう。使いすぎると死に至る。

»第4話「遺物の代償」

ボビー・フィッシャーのビー玉

ボビー・フィッシャーのビー玉

ボビー・フィッシャーは1970年代に米国人として初めてチェスの世界チャンピオンになった伝説的な天才。日本とも縁が深く、2004年には日本チェス協会事務局長の渡井美代子氏と結婚を宣言した。子供時代のボビー・フィッシャーが所持していたビー玉は所持者に集中力と目標達成への凄まじい力を与える。しかし代償として暴力的に変貌し、正気を失い、脳卒中や心停止を誘発する。

»第4話「遺物の代償」

ジャック・ダンカンの拍車

ジャック・ダンカンの拍車

ジャック・ダンカンは有名なアメリカ西部開拓時代のテキサス・レンジャーで、無法者のガンマン、ジョン・ウェズリー・ハーディンを捕らえた保安官。ジャック・ダンカンが所持していた拍車は探している物や人を追跡することができるが、これに触れた馬はしばらくの間怯えると言われている。エイドリアン神父がアーティーに持って来たものだが…。

»第4話「遺物の代償」

「バターン死の行進」の認識票

「バターン死の行進」の認識票

「バターン死の行進」は第二次大戦中、バターン半島で日本軍に投降したアメリカ軍・フィリピン軍捕虜民間人が収容所に移動する際に多数死亡し、当時の米国民を激怒させた事件。炎天下のマリベレスからサンフェルナンドの区間88kmを、将軍も含めた捕虜の半数以上が1日平均20km、3日間歩き続けた。この認識票(ドッグタグ)は友人を励まし続けながら行進を耐え抜いた米軍兵士の持ち物で彼の魂が宿っており、愛する者、大切な者のために願いを叶える力を備えている。

»第5話「マイカ妊娠!?」

ブレスレット

ブレスレット

宝石店での強盗事件中に生み出された遺物で、子供を守りたいと強く願った女性のブレスレットが変化し、女性の命を守ったもの。効果は不明。

»第5話「マイカ妊娠!?」

神武天皇の鴉の羽根

天照大御神が日本の初代天皇である神武天皇に遣わした八咫烏(やたがらす)の羽根で、この上なく美しいが破壊的な力を持つとされる。見ると正気を失う。京都で回収された遺物。

»第5話「マイカ妊娠!?」

ヒッチコックの金属製風車

ヒッチコックの金属製風車

「鳥」「サイコ」などで有名なアメリカ人映画監督アルフレッド・ヒッチコックが所持していたとされる金属製の風車。風車を回すと光の破片が舞い散り、向かってくる者を倒して眠らせてしまう。

»第5話「マイカ妊娠!?」

ハットフィールド家とマッコイ家のライフル

ハットフィールド家とマッコイ家のライフル

「ハットフィールド家とマッコイ家の争い」はアメリカ合衆国ウェストバージニア州とケンタッキー州に川を隔てて住んでいた両家の実際の抗争。1878年、一匹の豚の所有権争いから抗争が始まり、やがて国中に知られて合衆国州兵の出る騒ぎとなり、1891年に収束した。この2丁のライフルは互いに引き合っており、両家間の憎悪で切っても切れない仲。どちらかのスコープをのぞくともう片方がある場所を見る事ができる。ただし2丁が出会うと壮絶な撃ち合いが始まってしまう。

»第5話「マイカ妊娠!?」

ジョージ3世の王冠

「不思議の国のアリス」のマッドハッターとその帽子に転用された遺物で、着用すると精神が錯乱する。英国王ジョージ3世は晩年たびたび神経衰弱を起こし、1811年に完全に正気を失ったとされる。乱心したジョージ3世と混乱する王室を描いたイギリス映画『英国万歳!』が有名。

»第6話「侵入者」

シルビア・プラスのタイプライター

シルビア・プラスのタイプライター

早熟の天才詩人シルビア・プラスが所持していたというタイプライターだが効用は不明。ウェアハウス13では「暗黒の部屋」に格納されていることから取り扱い要注意の遺物に指定されている。シルビア・プラスは8才で詩を発表したボストン出身の女性詩人・作家。双極性障害を患い、様々な問題を抱えて自殺したが、死後29年たってピューリッツァー賞を受賞した。

»第6話「侵入者」

ドロシーのルビーの靴

ドロシーのルビーの靴

竜巻に飛ばされた少女ドロシーが不思議な世界を旅するライマン・フランク・ボーム作「オズの魔法使い」に登場する魔法の靴。物語の中では着用者がかかとを三回合わせると願いが叶うが、実際の効能は不明。ウェアハウス13では「暗黒の部屋」に格納されていることから取り扱い要注意の遺物に指定されている。

»第6話「侵入者」

スパルタカスの投げ縄

スパルタカスの投げ縄

スパルタカスは共和制ローマ時代の剣闘士で、彼の起こした第三次奴隷戦争は「スパルタカスの反乱」として有名。この投げ縄は、誰かに向けて縄を投げると、その縄の中に入った人を石にしてしまう。ウェアハウス13ではリャン569 ワナのセクションに格納。

»第6話「侵入者」

ルーブ・ゴールドバーグのワイヤー

ルーブ・ゴールドバーグのワイヤー

ルーブ・ゴールドバーグ・マシンという単純なことをいくつもの仕掛けの連鎖で最終的に実行するからくり表現手法を発案したアメリカ人の漫画家、ルーブ・ゴールドバーグが所持していたワイヤー・コレクション。効能は不明。日本でその原理を用いたものは「ピタゴラ装置」が有名。ウェアハウス13ではリャン569 ワナのセクションに格納。

»第6話「侵入者」

ハキム・アブール・ファテ・ギラーニのフッカ(水キセル)

ハキム・アブール・ファテ・ギラーニのフッカ(水キセル)

ハキム・アブール・ファテ・ギラーニは16世紀の北インド・ムガル帝国にいた医師。煙草と健康の因果関係を研究し、ムガル帝国の第3代君主アクバル一世が知らしめた喫煙習慣の代わりに、煙草の煙を水にくぐらせて成分を抽出する水キセル(フッカ)を開発した。ギラーニのフッカは「不思議の国のアリス」のイモムシが持つ水キセルに転用された遺物で、煙を吹きかけると分離した魂を封じ込める作用がある。ウェアハウス13ではリャン569 ワナのセクションに格納。

»第6話「侵入者」

鎗

持ち主は不明。電磁波を放出する。ウェアハウス13ではリャン569 ワナのセクションに格納。

»第6話「侵入者」

エベニーザー・ソーンダイクの仕掛け

エベニーザー・ソーンダイクは、1808年にロブスターを捕獲する仕掛けを発明した人。このロブスター捕獲の仕掛けは効能不明。ウェアハウス13ではリャン569 ワナのセクションに格納。

»第6話「侵入者」

ロドス島の大理石の鉢

ロドス島の大理石の鉢

ロドス島はエーゲ海南部に位置するギリシャ領の島で古代以来港湾都市として栄え、中世期の街並は世界遺産に登録されている。世界の七不思議の一つで、紀元前3世紀頃に建造された太陽神ヘリオスをかたどった彫像「ロドス島の巨像」が有名。大きさは現代の自由の女神像に匹敵すると言われる。この鉢はその巨像から削り出された大理石の鉢で、これに触れた者の体を成長させる力を持つ。巨大化には非常に激しい痛みを伴い死に至る。

»第7話「果てしない謎」

大陸横断鉄道の金の釘

大陸横断鉄道の金の釘

大陸横断鉄道の建設を完成させた金の釘で、これに触れると物質を1つに引き寄せることができる。

»第7話「果てしない謎」

リメンティヌスの板

リメンティヌスの板

敷居を司るローマの神。木板を置いた場所に戸口が現れる。

»第7話「果てしない謎」

透明レインコート

透明レインコート

着用者の姿を透明にして何からも身を守ることができるが、着用者は連続殺人鬼になってしまう。

»第7話「果てしない謎」

巨人ポール・バニヤンの斧

効能不明。ウェアハウス13に回収済み。ポール・バニヤンはアメリカの民話に登場する巨人。生まれたときから8メートルの木こりで、彼が木を切れば1日で山が丸裸になると言われている。

»第7話「果てしない謎」

ダビデの投石器

効能不明。ウェアハウス13に回収済み。ダビデは古代イスラエルの王。ペリシテ最強の戦士ゴリアテの挑戦を受けて羊飼いの杖と投石器だけをもって臨み、石を投げてゴリアテの額に当ててこれを倒した。

»第7話「果てしない謎」

スパルタの武具の破片

スパルタの武具の破片

スパルタは古代ギリシャ時代の都市国家でたいへん厳しい軍事教育で知られた。7世紀、テルモピュライの戦いに於いてスパルタ王レオニダス1世は自ら300人のスパルタ兵と他の兵を率いて激闘し、戦死した。スパルタ軍の武具には強さと不屈の精神が宿るとされ、この武具または破片を身につけた者が感情を爆発させると武具化して現れる。その際に肉体的な力を大増幅させ、超人的な力を持たせる。この武具を身につけた者と戦うと体中に錆が浮き、咳をすると錆を吐き出す。

»第8話「新生」

ネロ皇帝のリラ(竪琴)

「トロヤの没落」を奏でると顔が焼け、皮がむけるという恐ろしい遺物。ネロ皇帝はローマ帝国の第5代皇帝で多くの人々を殺害しキリスト教徒を迫害、暴君ネロと恐れられた人物。芸術を好み、音楽・体育・戦車部門からなる5年に1度のネロ祭を創立した。2度目のネロ祭では自ら詩を披露、竪琴を演奏した。トロヤはギリシャ神話に登場する都市でアガメムノーンを頭とするアカイア軍に滅ぼされたとされ、ホメロスの『イーリアス』をはじめとする叙事詩環に描かれている。

»第8話「新生」

アルバート・バッツの温度調節メガネ

D.B.クーパーのパラシュートひも

D.B.クーパー事件は1971年アメリカで発生した、未解決の身代金要求のハイジャック事件。偽名のダン・クーパーで乗り込んでいた犯人は現金20万ドルの身代金を受け取った後、飛行中のボーイング727の後部にあるドアからパラシュートで逃亡した。このパラシュートのひもは効果不明だが、D.B.クーパー事件所縁の物で、侵入不可能の場所に自在に出入りできる種類の遺物と思われる。

»第9話「アーティーの秘密」

トーマス・ジェフリーズのブーメラン

トーマス・ジェフリーズのブーメラン

トーマス・ジェフリーズは19世紀タスマニア島の人食い連続殺人鬼でブッシュレンジャー。4人以上を殺害したと言われている。このブーメランは一度放たれると標的が傷つくか死ぬかしない限り飛び続け、止めるにはブーメランをキャッチしなければならない。

»第9話「アーティーの秘密」

イグナツィ・フリニェヴィエツキの刺青箱

イグナツィ・フリニェヴィエツキの刺青箱

フリニェヴィエツキは19世紀ロシアの革命家で、1878年に組織された「人民の意志」に属していたテロリスト。史上初の自爆テロによりロシアのアレクサンドル2世を殺害した実行犯。別名は「子猫」。この刺青が肌に付着すると恐ろしいほどの熱を発火し、大爆発を誘発する。

»第9話「アーティーの秘密」

大プリニウスの巻物

大プリニウスの巻物

大プリニウスはヴェスヴィオ火山の噴火で亡くなった政治家で自然界を網羅する百科全書『博物誌』を著した人物。この巻物を持つと持ち主は全身を琥珀で覆われてしまう。

»第9話「アーティーの秘密」

イウサアースのアカシア(命の木)の額縁

イウサアースのアカシア(命の木)の額縁

イウサアースはエジプト神話の神々のひとりで、アトゥム神の影であり妻。この額縁はエジプト産の命の木から作られており、これに触った者は絵の中に囚われてしまう。額縁から絵を外せば元に戻る。レンブラントの絵にも使用されていたとされる。

»第9話「アーティーの秘密」

メフメト2世の絹紐

メフメト2世の絹紐

メフメト2世はオスマン帝国の第7代スルタン(皇帝)。東ローマ帝国を滅ぼしてオスマン帝国を拡大した。激しい気性と合理主義精神を持ち合わせていたと伝えられる。オスマン帝国のスルタンは男子継承制で、スルタンが亡くなると後継者はその兄弟と兄弟の男の子を殺す習慣があり、高貴な血を流さないため、絹製のロープで首を絞めて殺されたと言われている。この絹紐はメフメト2世所縁のもので、持ち主に激しい発熱をもたらして殺人衝動を高まらせる。中和剤だけでは効果を止めることができず、紐を刃物で切らなければならない。

»第9話「アーティーの秘密」

フランシスコ・ボルジアの短剣

フランシスコ・ボルジアの短剣

聖フランシスコ・ボルジア(ボルハ)は16世紀スペインの第3代イエズス会総長で地震に対する守護聖人。第3代ガンディア公フアン・ボルハとアラゴン王女フアナの長男で、第4代ガンディア公となった。史上初のエクソシスト(悪魔祓い)としても知られ、ゴヤの絵画「瀕死の病人につき添う聖フランシスコ・ボルジア」が有名。この短剣はボルジア所有の物で善と悪を切り離す。

»第10話「悪魔の業」

アイザック・パーカーの首吊り縄

アイザック・パーカーの首吊り縄

アイザック・パーカーは首吊り判事と呼ばれていたアメリカ人裁判官。21年間の在位中、首吊りの刑に処した人の数は160以上にのぼる。クリント・イーストウッド主演作『奴らを高く吊るせ!』のフェントン判事はパーカーがモデル。この縄を部屋の梁にかけると、その部屋にいる人全員が首に縄がかかったように宙吊りになる。縄を落とさない限り、効果は持続する。

»第10話「悪魔の業」

ヨギラジ・ベンガリのコブラ籠

ヨギラジ・ベンガリのコブラ籠

籠に煙が入っていて、煙が籠から出るとコブラの形となる。ヨギは男性のヨガ修行者のことでラジは統治を意味するサンスクリット語。

»第10話「悪魔の業」

超音波シンバル

超音波シンバル

ごく小さいが、これが鳴ると殺人的な超音波を出す。見た瞬間に耳を塞がないと音にやられる。

»第10話「悪魔の業」

木製の動物彫刻

木製の動物彫刻

投げて爆発すると対象物に蜘蛛の巣をかけてしまう。

»第10話「悪魔の業」

中国ラン

中国ラン

第8倉庫で最も危険なものとされる遺物。15世紀にヨーロッパに貿易を迫られた中国が贈ったという伝染病を広める蘭。花弁は青く、強力に保護するガラス瓶の中に入れておかないと灰化し、灰は空気中に拡散すると粟粒熱を発症させる。粟粒熱はイングランドと後にヨーロッパ各地を襲った重篤な疾患で、1485年に登場したが1551年以降現れていない。急激に発症し、数時間のうちに死に至る。現在でも原因は不明。

»第10話「悪魔の業」

サンジェルマン伯爵の指輪

サンジェルマン伯爵の指輪

サンジェルマン伯爵は18世紀のヨーロッパで活躍した人物。「人類が知る中で最も豊かで希有な発見」をもたらすと約束してルイ15世の寵愛を受け、フランスのシャンボール城に研究室を得た。多くの不死伝説を持ち、その中には化学と錬金術に精通しているというものもある。この指輪はサンジェルマン伯爵の持ち物で、枯れたりしぼんだりした植物を生き返らせることができる力を持つ。

»第11話「死のラン」

ニコラ・ボーダンの地図の凡例

ニコラ・トマ・ボーダンは18世紀のフランス人探検家。海外に発つ前に、国内の墓所を見取り図にした。地図の読み方を示す凡例が必要。パリの地下納骨堂(カタコンブ・ド・パリ )は、18世紀後半に一般公開され、19世紀初頭から観光名所となっている。中は非常に広く複雑で、この地図と凡例がないと正しく進む事ができない。

»第11話「死のラン」

フロイトの時計

フロイトの時計

ジークムント・フロイトは、オーストリアの精神分析学者、精神科医。『夢判断』『精神分析入門』などの著作が有名。フロイト所有の暖炉置き時計は、互いの潜在意識を交換し、寝ている人と交流が出来るというもの。一人で潜在意識に入り込むのは危険なため使用は二人が望ましいとされる。

»第11話「死のラン」

ウィリアム・ホルナディの帽子

ウィリアム・ホルナディの帽子

ウィリアム・テンプル・ホルナディはニューヨークにあるブロンクス動物園の初代園長で、1906年に人間を檻に入れてチンパンジーと一緒に展示した人物。これを地面に投げつけると、そばにいる人を繭に閉じこめる。

»第11話「死のラン」

クーリエ炭鉱の鉱夫のランタン

クーリエ炭鉱の鉱夫のランタン

クーリエ炭鉱事故は1906年フランス北部にあるクーリエ炭鉱で起こったヨーロッパ最悪の事故と言われ、多くの子供を含む1,099人の鉱夫を死に至らしめた災害。このランタンはクーリエ炭鉱の鉱夫に由来するもので、土を操り、人を土で埋めてしまう。人一人を埋める位から、大型の山を動かす程の力まで自在に操ることができる。

»第12話「心の傷」

ノルゲ号の丸窓

ノルゲ号の丸窓

ノルゲ号は、1926年5月12日、初めて北極点上空を飛んだと考えられているイタリア製の半硬式飛行船。ヨーロッパ・アメリカ間の北極の氷冠を初めて飛び越えた航空機でもある。この飛行船に使用されていた丸窓は乗組員が集まって北極の“言葉に出来ない美”を目撃した窓だとされている。窓から強く輝く光を発するが正しい効用は不明。

»第12話「心の傷」

ダ・ヴィンチのガーゴイル

ダ・ヴィンチのガーゴイル

レオナルド・ダ・ウィンチがイタリア政府の依頼によって作成したガーゴイルで、ミラノ大聖堂の財宝を守るために作成された。自在に飛び回るので回収は難しく、過去に回収された時には「幸運にも稲妻にやられた」ため。彫刻としてのガーゴイルは主として西洋建築の屋根に設置され、雨樋から流れてくる水の排出口としての機能を持つ。

»第12話「心の傷」

ハンス・フォン・ビューローのピアノ線

ハンス・フォン・ビューローのピアノ線

ハンス・フォン・ビューローはドイツの指揮者、ピアニストで、現在の職業指揮者の先駆的存在。ピアノ演奏でフランツ・リストから賞賛され、リヒャルト・ワーグナーから指揮を学んだ。ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』や『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を初演した人物。確かな効用は不明だが、このピアノ線を張ると強い電流が流れて対象物をショートさせる。

»第12話「心の傷」

ブドウの木

ブドウの木

光線を浴びると自然に育つ。正しい効用は不明。

»第12話「心の傷」

サッカーボール

サッカーボール

このボールを持ったプレイヤーは技術が恐ろしく上達しゴールを量産する。

»第12話「心の傷」

ラジコンカー

ラジコンカー

スイッチが入ると自動的に動き出して走り回り危険な状態になる。正しい効用は不明。

»第12話「心の傷」

ヴィヤーサの翡翠の象

ヴィヤーサの翡翠の象

ヴィヤーサは、インド神話の伝説的なリシ(聖仙)。ヒントゥー教の聖典「ヴェーダ」の編者で、叙事詩『マハーバーラタ』の著者とされる。また『マハーバーラタ』を口述筆記したのは、象の頭を持つガネーシャ神であると信じられている。この翡翠の象は強い電流を吸収・排出することができる。バッテリー・パックと一緒に使用する。

»第13話「永遠のキス」

アンソニー・ビショップの原稿

アンソニー・ビショップの原稿

アンソニー・ビショップによる小説「永遠のキス」未完原稿の束。異次元の力が加わるとこの原稿に触れた人をモノクロの40年代犯罪映画の世界にひきずりこむ力を持つ。本のミステリーを解き明かし、原稿を完成させねば元の世界に戻れない。

»第13話「永遠のキス」

カーリー・ロフティンの手袋

カーリー・ロフティンの手袋

カーリー・ロフティンは伝説的なハリウッドのスタントマン。スティーブ・マックィーン主演のカーアクション『ブリット』のスタントも手掛けた。彼のテクニックは失敗無しで、車は常に無傷であった。この手袋は彼の能力が乗り移ったもので、これをはめて車を運転すると何でもすり抜けることができる。片手分の手袋でも効果はあるが、ロフティンが失敗をしたことがないため、すり抜け効果は車一台につき一回しかない。

»第13話「永遠のキス」

カメハメハ王のレイ

カメハメハ王のレイ

1795年にハワイ王国の建国を宣言したカメハメハ王朝のカメハメハ大王に所縁の品。このレイを身につけた者は心のパラダイスに入り、見るもの聞くもの感じるもののすべてがまるでビーチで起こっているかのような気分になれる。

»第14話「閉ざされた心」

ジュリア・チャイルドのエプロン

ジュリア・チャイルドのエプロン

ジュリア・チャイルドは「アメリカの料理の母」と呼ばれ、1960年代、米国人にフランス料理の素晴らしさを紹介した女性。彼女は第2次世界大戦中にCIAの前身にあたる戦略情報局(OSS)にタイピスト兼研究員として務めた。このエプロンを着用すると、素晴らしい料理を作り出す事が出来るが、副作用として他人の為に調理することができなくなる。

»第14話「閉ざされた心」

ギンスの包丁

ギンスの包丁

ギンスはアメリカで爆発的にヒットした良く切れる包丁のブランド。そのオリジナルで効果は不明。

»第14話「閉ざされた心」

クペルティノの聖ヨセフのメダル

クペルティノの聖ヨセフのメダル

クペルティノの聖ヨセフは17世紀のイタリアの修道士。神秘体験で体が宙に浮いたことから「空飛ぶ修道士」と呼ばれた。教会の権威者たちは公開の儀式を禁じてヨセフをピエタロッサの修道院に監禁し、ヨセフは死ぬまでそこで暮らしたが不満を漏らさず、1753年に聖人とされた。飛行機の操縦士と乗客の保護の聖人とされている。このメダルは人を浮かべる力を持つ。だが一度使浮かせた人を再び浮かせるとコントロールが効かなくなって急上昇し、地上に激突する。

»第14話「閉ざされた心」

パンチョ・ビラのブーツ

パンチョ・ビラのブーツ

パンチョ・ビラ(パンチョ・ビリャ)はメキシコの革命家。革命家になる前は山賊を率いて家畜泥棒をしていた。農民解放を理想としてアメリカへの抗議でアメリカ人を殺害した。メキシコの大衆からは英雄扱いを受けているが革命史上では無視され、死後43年後に革命功労者とされた人物。このブーツは自分の行動によって生じた罪悪感や苦悩を鈍らせる力を持つ。効果が出る前に、使用者がこれを履いて1マイル歩かなければならない。

»第14話「閉ざされた心」

シッティング・ブルの乗馬毛布

シッティング・ブルはアメリカインディアンのハンクパパ族の戦士・呪術師。白人の侵略に断固として立ち向かい先陣を切って戦い、白人からも一目置かれてオグララ族のタシュンケ・ウィトコ(クレイジーホース)と並び称される存在となる。この乗馬毛布は騎手と馬が人馬一体となるのを妨げ、騎手から馬にアドレナリンを移して馬が最高の速さと力を出せるようにするが代償として騎手の命を失わせる。

»第14話「閉ざされた心」

ハリー・ブラックストーンの電球

ハリー・ブラックストーンの電球

ブラックストーンはアメリカの著名マジシャン。この電球は空中に浮き、電気なしで光り出す。

»第14話「閉ざされた心」

古代の巨大ハイエナの顎の骨

古代の巨大ハイエナの顎の骨

古代に生息したハイエナの顎の化石で、これを持ってかざすと狙った相手を原始の状態に退化させる。このハイエナは原始時代に好んで人間を食べていたとされ、標的となった人間は退化し、死亡する。使用者の脳も影響を受けるため、永続的な逃走モードに入る。使用頻度に比して使用者の行動も残忍になり、“獲物”に容赦ない襲撃を仕掛ける。

»第15話「古代の記憶」

ロイ・フランセンの高飛び込み台

ロイ・フランセンの高飛び込み台

ロイ・フランセンは英国の高飛び込み選手でスタントマン。69才の時にパフォーマンス中の事故で死亡した。フランセンが使用したとされる飛び込み台のハシゴで、効果は不明。

»第15話「古代の記憶」

ベートーベンの時計と女性像

ベートーベンの時計と女性像

ベートーベンの時計と女性像

偉大な作曲家の一人とされ、「楽聖」とも呼ばれるルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベンの時計で、ベートーベンの交響曲が1番から順に聞こえてくる。曲の番号が進むにつれて音が大きくなり、他の音が聞こえなくなってしまう。ベートーベンは「ピアノ協奏曲第5番」の作曲後に耳の病気が進行して聴覚を失ったため、この曲が聞こえ始めると聴力を失う一歩手前の危険な状態となる。時計の上に女性のブロンズ像が乗っている状態が完全版。

»第16話「脱獄」

ジェリー・ガルシアのブラックライト

ジェリー・ガルシアのブラックライト

ジェリー・ガルシアは60年代のヒッピー文化を代表するアメリカのサイケデリック・ロックバンド「グレイトフル・デッド」のギタリスト、ボーカリスト。ローリング・ストーン誌の「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」に選ばれた。このブラックライトをつけると音楽にのって絵画やポスターなどがネオンで光って動き出し、さらに3D効果を生む。

»第16話「脱獄」

ポンペイのアンフォラ(壷)

ポンペイのアンフォラ(壷)

ポンペイはイタリアのナポリ近郊にあった古代都市で、ヴェスヴィオ火山の噴火による火砕流で町一帯が埋もれてしまった世界遺産。ポンペイのアンフォラはこの事件に由来する古代のイタリア製の壷で、ポンペイの商人が持っていた。恐れや悲しみなど激しい感情が乗り移ったもの。壷を向けると灰を降らせ、壷から火砕流を噴き出して何でも燃やし溶かしてしまう。

»第16話「脱獄」

ソドムとゴモラの塩マスク

ソドムとゴモラの塩マスク

ソドムとゴモラは旧約聖書「創世記」に登場する都市。第19章で悪徳が栄えたために町が滅ぼされた時、町は暴風で塩に埋もれ、その際多数の遺物が生まれたと言われる。また神の使いが脱出するロトの家族に振り返るなと告げたが、ロトの妻は振り返ってしまい「塩の柱」となってしまったという記述がある。この塩マスクは過去の罪を処刑する遺物で、この塩を体内に入れる過去に起こした罪悪がその者に降り掛かり処刑されてしまう。罪を告白し謝罪することで逃れることができる。

»第17話「目には目を」

オーヴィル・ライトのゴーグル

オーヴィル・ライトのゴーグル

動力飛行機の発明者で飛行機による有人動力飛行に世界で初めて成功した兄のウィルバーと弟のオーヴィル・ライト兄弟のオーヴィルが使用していた飛行用ゴーグル。オーヴィルは世界で初めて飛行機事故を起こした人物としても知られる。このゴーグルは他人の知力を盗む。盗まれる対象となった人は相手のいる場所に脳が飛び、また装着者の目を通じて同じものを見る事ができる。

»第17話「目には目を」

スターリンのアイマスク

スターリンのアイマスク

ヨシフ・スターリンはソビエト連邦の政治家・軍人で同国の第2代最高指導者。多くの人を粛正したが人間不信かつ病的な猜疑心の持ち主で非常に臆病だったと伝えられる。このアイマスクはスターリンが眠るために必要としたもので、着用者はたちまち眠りにつく。起きると猛烈にウォッカが欲しくなるという副作用がある。

»第17話「目には目を」

アイザック・ニュートンのスカーフ

アイザック・ニュートンのスカーフ

サー・アイザック・ニュートンは万有引力の発見をした英国の哲学者、自然哲学者、数学者。これを身につけると頭が良くなる。副作用は重力の負荷が増える。

»第17話「目には目を」

コロンブスのブローチ

大航海時代にアメリカ大陸を発見した探検家クリストファー・コロンブスがイザベラ女王から賜ったというブローチ。大洋を越えて誰かを勇気づけることができる。

»第17話「目には目を」

“雄叫びダン”のピラミッド・パズル

“雄叫びダン”のピラミッド・パズル

第12倉庫の遺物を盗んだ大海賊“雄叫びダン”が作った財宝の在処を示すパズル。二つに分割されて別々の場所で保管されていた。二つがピラミッド状に合体すると変形し、財宝の在処を示す。

»第18話「不老の体」

ロダンの彫刻道具

ロダンの彫刻道具

オーギュスト・ロダンは近代彫刻の父と言われ、19世紀を代表するフランスの彫刻家。こののみとつちを使用すると、壊さなくても石材の中に入っている物が見える。

»第18話「不老の体」

新年の騒音メイカー

新年の騒音メイカー

投げるとニューイヤーズ・イブのパーティーの騒音があたりにまき散らされる。花火や風船なども飛び交い、賑やかな音楽も聞こえる。これに触れた人はほろ酔いのような状態になる。

»第18話「不老の体」

メスメルの磁石

メスメルの磁石

フランツ・アントン・メスメルは19世紀のドイツ人医師で動物磁気の提唱者。人体の中にも潮の干満があり、その原因は太陽や月の運動に違いないとする博士論文を書いた。女性患者に鉄を含む調合剤を飲ませる治療を行い、研究を続けた人物。メスメルの磁石は、これを取り付けた者に暗示をかけ、幻覚を見せるフィールドを作り出す力を持つ。一度に多くの人に取り付けることができる。

»第18話「不老の体」

アレイスター・クロウリーの一筆書六芒星の印入り魔除けネックレス

アレイスター・クロウリーの一筆書六芒星の印入り魔除けネックレス

アレイスター・クロウリーは「法の書」を執筆した英国のオカルティスト。オジー・オズボーンの楽曲「ミスター・クロウリー」でも知られる。この魔除けは人為的な幽体離脱を引き起こし、持ち主の思念を煙状の物質に変えて持ち主の死後、肉体が消滅しても思念の効果を持続させる。

»第18話「不老の体」

賢者の石

賢者の石

中世ヨーロッパの錬金術師が用い、卑金属を金などの貴金属に変えたり、人間を不老不死にすることができるとされたもの。有名な錬金術師に16世紀の医師パラケルススがおり、本名は、フィリップス・アウレオールス・テオフラストゥス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム。「ホムンクルスを創り出すことに成功した」「賢者の石を持っていた」「常に持ち歩いている剣には賢者の石が入っている」といった伝説がある。

»第18話「不老の体」

フォルサム刑務所の鎖

フォルサム刑務所の鎖

フォルサム州立刑務所はロックミュージシャンのジョニー・キャッシュが囚人たちのためにライブコンサートを行った場所。キャッシュの曲「Folsom Prison Blues」が有名。この脚鎖はこの刑務所ゆかりのもので、対象者の脚でなく影に付ける事が出来るので、決して逃げられない。

»第19話「500年越しの復讐」

メソポタミアのブロンズ像

メソポタミアのブロンズ像

古代メソポタミアのものでブロンズ化装置の機動力として使用する。ブロンズカプセルの外でブロンズ化した場合はブロンズ化が不安定になり、しばらくするとブロンズが砕けたり剥がれたりする事態になる。この装置がなければブロンズ化を解く事はできず、代わりになるものもない。

»第19話「500年越しの復讐」

バリー・シールの通信機とヘッドフォン

バリー・シールの通信機とヘッドフォン

バリー・シールの通信機とヘッドフォン

バリー・シールはパイロットだったが銃器やドラッグを密輸する仕事に関わる一方で、CIAの業務にも携わり、中米のゲリラに武器を密輸していた人物。1986年にコロンビアの麻薬組織により射殺された。この遺物はどんな障害物や距離があっても二人の通信を阻害せずに会話をさせることができる。

»第19話「500年越しの復讐」

潜水艦スクアラス号の羅針儀箱

潜水艦スクアラス号の羅針儀箱

潜水艦スクアラス号は1937年から1938年にかけて建造された米国海軍のサーゴ級潜水艦の5番艦。1939年5月23日に公試運航中事故沈没したが沈没時に最小限の酸素で40時間持ち、大勢の乗組員が生き延びた。この箱はスクアラス号のもので酸素を吸収し物質の酸化を遅らせる効果がある。

»第19話「500年越しの復讐」

コールリッジの漁網

コールリッジの漁網

サミュエル・テイラー・コールリッジは英国のロマン派詩人で、神秘的で怪奇な三大幻想詩『クーブラカーン』『老水夫行』『クリスタベル姫』などで知られている。コールリッジの漁網は、網がかかった物を電気ショックで動けなくしてしまう。

»第19話「500年越しの復讐」

生と死の銅製器

生と死の銅製器

生と死を司る銅の器で、これに賢者の石を入れて生命を吸い上げ不死の煙を調合する、錬金術師の金属器。

»第19話「500年越しの復讐」

チンギス・ハーンの棍棒

チンギス・ハーンの棍棒

モンゴル帝国の初代皇帝でモンゴルの遊牧民を一代で統一し、広大な帝国を築いた英雄チンギス・ハーンが所有していた棍棒。電気ショックをも受け止めてはね返す力を持ち、当てた物を粉砕する威力がある。

»第19話「500年越しの復讐」

カアフマヌ女王のレイニホパラオア(髪留め)

カアフマヌ女王のレイニホパラオア(首飾り)

カアフマヌはハワイを統一したカメハメハ大王の妻のひとりでハワイの王妃。カアフマヌの首飾りは人間の髪と鯨の牙で作られており、先祖から伝わる髪が倉庫の記憶を留めている。この首飾りの力を引き出すのは倉庫の“キーパー”と呼ばれる立場の人だけである。

»第19話「500年越しの復讐」

16世紀の補聴器

16世紀の補聴器

16世紀頃に使用された補聴器の遺物で、遠隔地から声を送ることができる。

»第20話「過酷な真実」

ジョン・R・ベアードの円板

ジョン・R・ベアードの円板

ジョン・ロジー・ベアードはスコットランドの電気技術者・発明家で、史上初めて動く物体をテレビで遠距離放送することに成功した人物。世界初の完全電子式カラーテレビ受像管も発明した。この円板は1926年に公開実験で動画伝送に使った物で、通信装置を経由して“世話人のリボン”の力を送り込むことができる。

»第20話「過酷な真実」

ヒポクラテスの留め金と手術用メス

ヒポクラテスの留め金と手術用メス

ヒポクラテスは古代ギリシャの医者で医学の父と呼ばれる人物。ヒポクラテス学派の医者達は外科医療器具を駆使し、トレフィン(冠状鋸)やメスを活用した。ヒポクラテスの留め金と手術用メスは癒しのパワーを持つらしいが正しい効用は不明。

»第20話「過酷な真実」